すんの野球日記

横浜在住の暇人が野球について書いてるブログ

模擬ドラフト参加と結果発表(西武編)

こんにちは‼セスです!

今回は前回言った通り西武の指名結果と意図について書きたいと思います。

 

埼玉西武の指名結果‼

1位     森下 暢仁 投手  明治大学

外れ1位   河野 竜生 投手  JFE西日本

外れ外れ1位 杉山 晃基 投手  創価大学

2位     森  敬斗 内野手 桐蔭学園高校

3位     北山 比呂 投手  日本体育大学

4位     谷川 刀麻 外野手 近畿大学

5位     平岡 航  投手  伯和ビクトリーズ

6位     杉尾 剛史 投手  宮崎産業経営大学

7位     友田 佑卓 捕手  九州学院高校

8位     米山 魁乙 投手  昌平高校

 

では同様にまず西武の年齢分布をみていきます。

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2019 西武年齢分布

そして各ポジションの年齢分布から見る補強ポイント!!

・右投手(支配下27名、育成2名、計29名)

31歳まで満遍なく選手がおり、1軍経験者も多い。ローテーションに今井、高橋光、松本航ら若い投手が多い。伊藤、今井の同世代がおすすめ。

・左投手(支配下9名、育成2名、計11名)

こちらも各年代に選手がいるが、藤田の下がだいぶ空いている。藤田の指名から3年がたっているので高卒左腕は必要か。

・捕手

30歳までは1~2歳おきに選手がいる。裏を返すとどこの年代も1~2歳空いているので社会人。大卒、高卒とどこで取っても良い。

内野手

ここ2年で取った高卒は左打。また22歳から25歳の世代は右打と世代によって打ち方がはっきりしている。各世代の逆を行く指名が必要か。主力が20代中盤なのでしっかりと今のうちから準備を。

・外野手

若い世代は愛斗以外左打。また24~25歳の外野手が不在。獲得があるとすれば高卒から社会人で右打の外野手か。

 

ここから過去10年のポジション別、出身別の表です。その年の候補にもよりますし、補強の状況にもよりますのであくままでも参考程度でお願いします。

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ポジション別、

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出身別

ここから現状を踏まえて、ドラフトを考えていきます。

・先発

昨年の最多勝多和田が大不振。高橋光、今井、松本航、本田ら若い投手がローテーションを守っているがいずれも防御率4点台と物足りない。防御率3点台がニールのみ、十亀がFA権取得と補強は必須。ローテーションは右腕ばかりなので左腕の先発が欲しいが、実力派の投手は右左関係なく指名するべき。即戦力メインで。

・救援

平井、増田がフル回転。特に平井は試合展開に関わらず登板しているので来年に影響が出ることも考えなければならない。右は森脇、マーティン、左は小川、佐野らが30試合前後の登板。平良も頭角を現してきた。野田、武隈、ヒースが控えているが層が厚いとは言えないのでこちらも即戦力の獲得は欠かせない。国場や田村が一本立ちすれば楽になるが。

・捕手

捕手が足りなくなり星コーチをシーズン途中に育成契約。炭谷の移籍で層が薄くなり、岡田の怪我で第二捕手不在、森が出続けるということになっている。牧野、齋藤誠が育成段階という点を考えれば大卒、社会人での捕手が必要か。駒月次第では高卒捕手も考えられる。

内野手

外崎、源田、山川と20代中盤に主力が揃う。中村の後釜も佐藤を1軍で使いながら2軍では西川を育成。が控えの層が薄く、似たようなタイプの選手が多い。山野辺や呉が定着できれば状況は変わってくるが即戦力内野手を獲得する必要もあるかも。

また、金子一、山田らが伸び悩み2軍の内野手が足りていない状況からトッププロスペクトの内野手も必要。スラッガー候補も不足。

・外野手

秋山にFAの可能性。木村、金子、栗山と主力も中堅~ベテランであり、若手の突き上げが必要。鈴木、愛斗、高木渉、戸川、川越と候補はいるものの中々1軍で結果を残せない。また秋山の後釜となるセンターを守れるビジョンがなかなか見えないので、即戦力でセンターを守れる外野手は必要。秋山の穴は大きい。内野手と同じくスラッガー候補が不足。

 

退団予想(赤字は育成選手)

・投手

カスティーヨ、ヒース、高木勇、南川、松本、藤田(育成契約)

・捕手

内野手

メヒア、金子一、水口

・外野手

斉藤彰

支配下10名、育成1名、計11名

 

上記の補強ポイントを考えて模擬ドラフトへ臨んだ。

 

1位     森下暢仁 投手 明治大学

外れ1位   河野竜生 投手 JFE西日本

外れ外れ1位 杉山晃基 投手 創価大学

想定 森下>河野>太田or立野>宮川or杉山

 1位入札候補は佐々木、奥川、森下、河野の4名。佐々木、奥川の両腕は圧倒的なプロスペクトであり、非常に魅力的ではあるが先発が全く足りていない現状では即戦力を優先すべきと考え森下、河野へ絞った。左腕が不足しているため一本釣りを狙って河野の指名も考えたが、都市対抗の出来を考え外れ1位まで残っているかなと考え森下を指名。森下を外した後は上記の優先度で考えており、これに従って杉山を指名。

杉山は模擬ドラフトで1位で出てくることは少ないが、西武に最も必要な勝てる投手。

大学では1年春から登板し通算22勝1敗。主戦投手となった2年春以降は全勝とまさに敵なし。課題の全国大会でも今年結果を残した。150㎞超の速球で押す投球と変化球でかわす投球を使い分けられ、柔でも剛でも対応可能。先発として見ているが短いイニング

を速球で押すリリーフでも良いかも。

 

2位 森敬斗 内野手 桐蔭学園高校

想定 坂本>津森>森>高部

1位で河野が取れなかったので、左腕の坂本を指名予定も直前で阪神が指名。即戦力として狙っていた津森も指名済みだったので、西武の将来を支えるトッププロスペクトに狙いを切り替えた。綱島や山田が2軍ではショートを守っているが少し物足りない。また若手内野手自体少ないので指名は必要だと考えた。森の指名は西武が熱をあげているから。今年の高校生遊撃手では群を抜いてポテンシャルが高く、U-18ではセンターを守るなど複数ポジションをこなせる。勝負強さも光り秋季関東大会での満塁弾のようにここぞの場面での打撃は素晴らしい。深い打球にも追いつき、的確な送球でアウトにする俊足強肩で浅村(現楽天)のようにポジションに拘らず出場機会を増やしていき、ゆくゆくは正遊撃手として松井(現西武2軍監督)、中島(現巨人)らのようになってほしい逸材。イケメンなので女性ファン獲得にも一役買ってほしい。

 

3位 北山比呂 投手 日本体育大学

想定 高部>柳町浜屋>村西

この順位は秋山の後釜を獲得できればラッキーと考えていたが3巡目の序盤で消えたため直前まで浜屋の指名を検討。しかし、北山が残っていたため方針を変更して指名した。左腕は確かに必要だが右左関係なく良い投手を集めるのが正解だと思っているので迷いはなかった。また浜屋は4~5位まで残っている可能性もあったので北山にした。

これでもかという程に腕を振って繰り出される直球の威力は抜群。スライダーやカーブもあるが1番の武器は直球なので押していく投球に期待。1イニングで打ち崩すのは難しく、スタミナにも不安があったためセットアッパー、ストッパーとしての役割を任せたいが、春季リーグでは初完封など主に先発として5勝。もう1球勝負できる球が増えれば先発としても使えそう。

 

4位 谷川刀麻 外野手 近畿大学

この順位からは上位で取れなかった補強ポイントをその時に残っている選手の中から指名。秋山の後釜としてリストアップしていたのが高部、柳町とこの谷川で5位では残らないと判断して指名した。

谷川は難しい球も捉えスタンドへ届けるバッティングセンスが魅力。長打率も高く、足も速いのでどの打順を打たせても相手には恐怖。守備面も肩が強く、安定している。大学では主にライトを守っているが高校時代はセンターを守っており持ち前のセンスから問題ないと思われる。また秋山の後釜なので高打率を保ちつつ長打もあるという選手を選びたかった。今いる若手も伸びてきてはいるがライトやDHでの活躍を期待してい選手も多い。谷川が取れなかった場合は下位で八戸学院大学北畠を指名予定。

和歌山大学田淵も盗塁の技術が高く候補に入れていた。

 

5位 平岡航 投手 伯和ビクトリーズ

ここは即戦力左腕の枠。細身で1年間投げるスタミナには不安を覚えるが、ゲームメイク能力に長ける姿は大貫(現DeNA)のよう。スライダーで三振を取れる点も評価対象。コントロールも良く大崩れしないので計算しやすい。そして最も平岡を評価したのは伸びしろ。大卒社会人ながら開花したのは社会人になってから。社会人ながらまだ体もできていないので、プロのトレーニングで体が出来上がればもう1ランク上の投手になれる。仙台大大関、小林も候補だった。明星大野村も球質が重く面白い左腕だが即戦力というには物足りないか。

 

6位 杉尾剛史 投手 宮崎産業経営大学

ここは残っている即戦力投手の中で好みの投手を指名。杉尾は全日本大学選手権で昨年は創価大を破り九産大に好投、今年は環太平洋大を破り東海大に好投と全国の強豪相手に堂々の投球を見せている。カーブ、スライダー、ワンシーム等変化球も多彩で打者をよく見た頭脳的な投球は即戦力。フィールディングにも不安はなく先発としてのスタミナも十分。甲子園にも出場しており大舞台に慣れている点、強豪からの誘いを断り地元で全国を目指すガッツもプラス評価。

石巻専修大菅野、共栄大清水、國學院大横山、吉村らも候補だったが全国での経験を評価した。

 

7位 友田佑卓 捕手 九州学院高校

捕手は大社捕手を狙おうと思っていたがここまで高卒のスラッガー候補を獲得できなかったこともありどちらの役割もこなせる友田を指名。

村上(現ヤクルト)、高山(元西武)、吉本(元ダイエー)等下級生から4番を任せることの多い九州学院でこの友田も4番を打ちました。スムーズな体重移動から上手くバットにのせて、振り切る打撃はトップレベル。守備面はスローイングがキレイで速い。地肩が強くないのをカバーできる。サードや外野へのコンバートもあり。

スラッガー候補は埼玉栄の和田や常総学院の菊田、創成館深見を。捕手は守備型では函館大沼上、打撃型では大体大出雲を候補としていました。井上は甲子園前だったので4位くらいで取れたらと甘い見積もりをしていました。

 

8位 米山魁乙 投手 昌平高校

最後は育成枠のつもりで地元の好素材を指名。渡邉、西川、愛斗、佐野と埼玉の高校・大学からの指名が続いており、そこも考えた。

スピードガンでは測れない速さを持ち、ストレートで勝負できる左腕。フォームも球の出所が見えづらい。個人的にはリリーフ向きかと思っている。

地元枠では東農大三飯島や山村学園和田などが他にもいたが、最も早く出てきそうと感じたことと直球で勝負できる左腕という点で米山に決定。

 

以上です。

全体としてはどうなんだろう………?

大卒捕手は一人ほしかったなと思いましたし、もっとうまい立ち回りができたのではないかとは思います。

ご意見いただけると助かりますのでぜひお願いします!