すんの野球日記

横浜在住の暇人が野球について書いてるブログ

【今年の主役は俺だ!】 作新学院大の主軸・松山真生選手 インタビュー

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作新学院大学・松山真生(新4年・東海大相模出身)

こんにちは!すんです!

いつもは選手の紹介や仮想ドラフトの結果を記事とする当ブログですが、

今回はプロを目指し高いレベルで戦う選手へのインタビューを行いましたので掲載させていただきます。

 

インタビューを快く受けてくださったのは松山真生選手(作新学院大・新4年)。

関甲新大学野球連盟に所属する作新学院大学で主軸を任される好打者です。

これまでの経歴やアピールポイント等赤裸々にご自身について語っていただきました!

インタビューの最後にはバッティングの動画もございますので是非最後までご覧ください!!

それではまず、松山選手のプロフィールをどうぞ!!

 

氏名(フリガナ) 松山 真生(マツヤマ マイル)
身長・体重 180cm 89kg
投打
50m 6.1
遠投 100m
経歴 オール西鎌倉少年野球クラブ
手広中学校
東海大相模高校
作新学院大学
ポジション

メインポジション

ライト

サブポジション  
ファーストレフトセンター
アピールポイント スイングスピード
インコースを打つ時の肘の抜き方
送球のコントロールの良さ
ウィークポイント 打球の1歩目の反応
カットボールへの対応
リーグ成績 打率 打数 安打 本塁打 打点 盗塁 四死球 出塁率 OPS
2年秋(1部) .400 20 8 0 2 3 .478 .928
3年春(1部) .306 36 11 1 2 1 2 .342 .759
3年秋(2部) .500 6 3 1 10 4 6 .692 1.692

 

松山真生選手は右投左打の外野手です。

2年秋のリーグ戦デビュー以降1部で3割を超える打率を残し続け、2部降格となった3年秋は圧倒的な成績を残しました。

1部、2部の違いはありますが打点・四死球・盗塁等各部門の数字を確実に伸ばし、1部復帰となる4年目のシーズンの活躍も予感させます。

メインポジションは強肩と正確な送球を活かしたライト

他にもレフトセンターの他外野やファーストも守ることができ、どのポジションでも安定した守備を見せてくれます。

 

【ご本人へインタビュー】

~地元の中学校から全国有数の名門校へ~

………地元の少年野球チームから地元の中学校へ進学。

シニアやボーイズではなく、中学校の野球部でプレーされていたのですか?

松山:はい!部員が全員で11人しかいない野球部でした。

 

…11人⁉全部員フル回転しないといけない人数ですね…。

少人数で大変だったとは思うのですが戦績はどれくらい?

松山湘南大会ベスト4まで行きました!

 

………少人数でそこまで勝ち進むのは凄い!全員が相当な努力をされていたんでしょう!

手広中学校の中心選手として活躍された後、名門・東海大相模高校へ進学されます。

神奈川県は全国屈指の激戦区であり、数多くの強豪校がひしめき合っていますが、

その中で東海大相模高校への進学を決めたのはなぜでしょう?

松山:自分が中学3年生の時に東海大相模日本一となり、自分も一番強い高校で甲子園を目指して日々成長したいと感じたからです。

 

………確かに9回表の勝ち越しHR等あの全国制覇は凄く印象的でした。あれを見て伝統の縦縞に憧れた選手は多いと思います!

ただ全国トップクラスの選手が集まってくる東海大相模高校。

当然、上手くいかないことや悔しい経験もあったのではないでしょうか。

松山:高校2年生の秋の大会2週間前までスタメン出ていたのですが、そこからベンチでの声出しや守備が原因でベンチを外されてしまったことです。

 

………層が厚い学校だからこその厳しい現実ですね…。

一度掴みかけたレギュラーを外されるということはなかなかキツい経験…。

ただその苦い経験の中で学び、今に活きていることもあるのでは?

松山逆境から立ち直る力自分で試行錯誤しながら練習すること、毎日少しでも何かを変化させることなど沢山のことを学び今の自分の前に進むための原動力にしています。

 

………苦汁を飲んだ松山選手だからこそのお言葉ですね…!

ただ悔しいで終わらせるのではなく1日に1歩でも前に進んだからこそ、今の活躍があるということ!

 

作新学院大学での成長~

………それでは大学の話へ移ります!

神奈川県から少し離れた関甲新大学野球連盟の作新学院大学へ進学されましたがどのような理由があったのでしょう?

松山:自分が高校3年生の時作新学院大学は1部で3位という成績を収めており、大学では自分が不動のレギュラーになって上のチームを倒せるような選手になりたいと思って入学しました。

 

………あえて地元から飛び出し、新たな挑戦をされたんですね!

実際に入部して、作新学院大学硬式野球部の魅力はどこにあると感じますか?

松山:学年関係なくプライベートから風通しの良いチームです。

今では練習設備もすごく充実してきていてこれからもっと良くなると思います。

 

………良い意味で上下関係がなく、ノビノビとやれる環境!

常にどうすれば上達するかを考えている松山選手にはうってつけの環境ですね!

でもそういう環境だからこそ自分で考えて行動しなければならない場面も多いのでは?

プレーの際はどのようなことを意識されているのでしょうか?

松山:プレーが成長する時は本当に一瞬で変わると思います。その一瞬を見逃さず物にできるように普段からどうしたらもっと強く打てるのか、質の良い送球が出来るか常に考えてプレーしています。

 

………だからこそ2年秋からリーグ戦に出場し始め、作新学院大学の主力に定着できた!!

高校時代から特に成長したと感じる点はどこでしょうか?

松山:2年生から試合で沢山の経験が出来たことでメンタルのコントロールの仕方が大きく成長しました。また、体重を10kg増量したことで打球の質や送球の精度も上がりました。

 

………なるほど!実戦でしか得られない経験を積んだことは間違いなく大きな財産ですね!

10㎞の増量はどのように?

松山:まずは食事で米を沢山食べて、その後ウエイトトレーニングをして、筋肉も増やすことが出来ました。

 

………やっぱり食べることは重要!そして筋肉は正義!

その成果か確かに3年では春秋と本塁打を放つ等打撃の力強さが増したように感じます!!

 

~ご自身について~

………それでは松山選手ご自身についてもう少しお聞きしたいと思います。
ご自身のアピールポイントはどんな点だと思いますか?

松山スイングスピード の速さインコースを打つ時の肘の抜き方 、送球のコントロールの良さ。このあたりは自信があります。

 

………なるほど。打撃と送球には自信有りですね!

肘を抜く技術はどのように身につけたのですか?

松山:中学校の頃から置きティーや素振りをやっていて、そこでポイントを近づけて打つことで身につけました。
置きティーを、へその前の位置に置くことで肘を抜く練習をしてました。

 

………中学生の頃から努力を積み重ねてきた成果が今に活きている!!

地道に経験値を積んできたからこそ自信をもって武器といえるようになったんですね!

では続いて逆に自身の課題はどこだと思っていますか?

松山:打球の1歩目の反応カットボールへの対応です。

 

………課題を解決するためにこの冬はどのような練習を行いましたか?

松山1打席ずつ立つ前に思考を整理して、ファーストスイングを振り抜くことに集中することで、切り替えられるようになりました。

 

………長所のバッティングを活かすために技術と共にメンタル面を鍛えなおしたと。

技術の参考にしている選手はいらっしゃいますか?

松山NPBでは埼玉西武ライオンズ森友哉選手。 

フルスイングで振りにいけるだけでなく、逆方向への打ち方や追い込まれてからの対応力などすべてが憧れです。 

MLBではニューヨーク・ヤンキースアーロン・ジャッジ選手。

力感なく全てのプレーがパワフル。バッティングフォームがシンプルで美しく参考にしています。

 

………松山選手のパワフルさと柔らかさは日米を代表する強打者を参考にされているからだったんですね!

もう一点伺いたいのが盗塁についてです。

3年春までは少なかった盗塁数が3年秋は4盗塁と急増。これはなにかあったのでしょうか?

松山:投手の首の動きを見ることでスタートが切れるようになりました。

 

………ランナーとして投手を見る目が大きく成長!

メンタルをコントロールできるようになったことで余裕が生まれた効果もありそうです!

 
~番外編~

松山選手が今まで対戦した中でこの選手は凄いと思った選手はいますか?

松山:今年、阪神に入団した桐敷拓馬投手スライダーがすごいと思いました。

 

………昨年の関甲新を代表する桐敷拓馬選手(2021年 阪神3位指名)の名前が上がりました。

キャンプ、OP戦でも結果を残している桐敷投手。

変化量が異なる2種類のスライダーは凄まじいキレです…!

 

・この選手には負けたくない!と意識する選手はいますか?

松山:毎日、毎試合グラウンドの中の全ての選手に負けたくないと思ってプレーしています。

 

………具体的な名前が出てくると思いきや誰にも負けたくないというお答え!

相手だけではなく、自チームの誰にも負けないという熱い気持ち!大切です!

 

…今まで多くの指導を受けてきた中で、最も心に残っている言葉は何ですか

松山:毎日何かを変化させる。

 

………東海大相模高校時代に学んだことにもあった言葉!

どんなに成長しても歩みを止めず、進化し続けなければ上の舞台には進めないという強い気持ちを感じます!

 

 

~最後に~

………最後に来シーズンの目標をお願いします!!

松山:個人としては首位打者、チームとして初の神宮大会を狙って頑張っていくので応援よろしくお願いいたします。

最終的にはプロ野球を目指したいと思っています。

 

 

強豪集う関甲新大学野球連盟1部に2季ぶりの復帰!!

プロを目指し高いレベルの中での活躍を誓ってくださった松山選手と作新学院大学の活躍に期待大です!!

関甲新大学野球連盟を観戦しに行く際は是非注目してください!!

今年度の活躍そして、プロ入りの夢を達成されることを心よりお祈り申し上げます!

 

松山真生選手ご協力本当にありがとうございました!!

 

↓松山真生選手打撃練習動画

※インタビューの内容はご本人の許可を得て掲載しています。

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