すんの野球日記

横浜在住の暇人が野球について書いてるブログ

甲子園展望&注目選手(4日目~)

こんにちはセスです!!

今回は4日目以降の展望と注目選手について書きたいと思います!

それではさっそくどうぞ!

4日目

第1試合 花巻東(岩手)-鳴門(徳島)

層の厚さで10回目の甲子園。西舘、中森の左右の両腕が粘り強く試合を作り、中盤以降負けていても打線がきっちり逆転する。機動力にも自信を持ち相手投手への揺さぶりも忘れない。菊池、大谷もなせなかった東北初の優勝へ。チーム打率は.289と決して高くはない鳴門。打率3割を超える選手はエース西野と4番浦のみ。しかし小技を使いランナーを進め、チャンスを逃さない集中力でノーシードからここまで来た。伝統の「うずしお打線」に火がつくか。予選全完投の西野の投球にも注目。

注目選手:花巻東 西舘勇陽…怪物の系譜。柔らかな腕の振りで最速150㎞。

     鳴門 西野知輝…昨年からエース。低めの制球に自信あり。

 

第2試合 飯山(長野)-仙台育英(宮城)

豪雪地帯からやってきた初出場飯山。エース岡田は制球がよく、常田は勢いのある直球を持つ。タイプの異なる好投手を揃え投球からリズムをつかむ。強豪相手に余計な失点をどこまで防げるか。仙台育英投手力には自信あり。大栄、鈴木に中学総体準Vの笹倉、伊藤が加わり体制が整った。打線も宮城大会準決勝、決勝で二桁得点と実力十分。

注目選手:飯山 常田唯斗…勢いある直球を投げる次期エース。決勝ではサヨナラ打。

     仙台育英 木村航大…甲子園では2番を背負う強肩強打の1年生。打率.300。

 

第3試合 習志野(千葉)-沖縄尚学(沖縄)

春の選抜準優勝の習志野は戦力充実。飯塚、山内らの安定感ある投手陣を兼子、根本、角田ら強力打線が援護。小沢、角田の2年生二遊間は息ピッタリ。美爆音と称される応援はそれ目当てで球場を訪れる吹奏楽ファンが存在するほど。心強い味方と共に今度こそ日本一の栄冠を。沖縄尚学は宮城擁する興南を下し5年ぶりの聖地。.300を超えている6番までで点を取り、延長となった壮絶な決勝を制した勢いで勝利を狙う。外野守備は鉄壁。

注目選手:習志野 根本翔吾…走塁、盗塁の技術が高い。単打と思ったら意外性も。

     沖縄尚学 神里航平…13四死球は全選手中最多。出塁できる理想の1番打者

 

第4試合 高松商業(香川)ー鶴岡東(山形)

春夏連続出場の高松商業。粘り強い打線はここぞの場面を逃さない。長打力も併せ持ち集中すると大量得点も。その点をエース香川が守り抜き選抜を超える2勝以上を。鶴岡東は5試合で50得点の強力打線が売り。レギュラー全体が満遍なく打点をあげており、どの打順でも気を抜けない。ベンチ外の選手も含め全員野球でまずは難敵相手の初戦を突破できるか。

注目選手:高松商業 香川卓摩…選抜で好投。130㎞台でも空振りがとれる速球。

     鶴岡東 丸山連…予選では3戦連続本塁打の長距離砲。投手としても優秀。

 

5日目

第1試合 日本文理(新潟)-関東第一(東東京)

圧倒的な力で新潟大会でのチーム打率は.413。しかしチーム本塁打は2本と長打だよりではなく、.650の長坂、.524の佐藤ら各打者がつなぐ意識で畳みかける。優勝へ挑む日本文理の夏はまだ始まったばかりだ。関東第一は投手のレベルが高い。土屋、谷の両腕はどちらもエース級。打者は1番大久保は7盗塁12得点と足を活かしたプレー。それを3人合わせて22打点のクリーンアップが返す。守備もまとまっていて全体のレベルが高い。

注目選手:日本文理 南隼人…復活のエース。ゾーンのギリギリを攻める投球術。

     関東第一 平川嶺…チームトップの9打点。4番平泉と得点のカギを握る。

 

第2試合 熊本工業(熊本)-山梨学院(山梨)

熊本工業は下位打線の調子の良さが光る。上位打線の調子が悪くても得点がとれるのは大きな脅威。有明浅田、九州学院蒔田と全国クラスの好投手を攻略したことを自信に山梨学院投手陣を打ち込んでいきたい。対する山梨学院も負けずの強力打線。クリーンアップはえぐいレベルなので1、2番が出塁率が上がればさらに得点が増える。強打の対決となるか。

注目選手:熊本工業 田中亮誠…堅実な守備に俊足を活かした攻撃のスピードスター。

     山梨学院 菅野秀斗…バットコントロールが素晴らしい強打の二塁手

 

第3試合 岡山学芸館(岡山)-広島商業(広島)

隣県対決となったこの一戦。おかやま山陽との初戦でサヨナラ勝ちから一気に駆け上がった岡山学芸館。選手自身が考える野球で守備時のポジショニング等自己判断が速く的確。勝負強い打撃陣はリードされても逆転勝ちを呼び込む。お隣の広島商業は厚い投手陣が武器。様々なタイプがおり対応しづらい。打線は好調1,2番以外がどれだけつなげるか。チームトップタイの8打点、恐怖の9番西森にも注目。

注目選手:岡山学芸館 長船滉大…勝負強い頼れる4番。バントも盗塁もお手の物。

      広島商業 西森颯大…主に9番ながらチームトップタイの打点。勝負強い。

 

6日目

第1試合 筑陽学園(福岡)-作新学院(栃木)

選抜ベスト8の実力通り夏も甲子園にやってきた筑陽学園。西舘を中心に豊富な投手陣は様々な運用が可能。代打はあまり使われないがそれはスタメンの打撃を信じているから。チーム打率以上に打つ印象。9年連続出場の作新学院は攻守の要、主将の石井中心にまとまった好チーム。いつでも次の塁を狙う積極性は栃木大会で遺憾なく発揮。猛打で優勝候補佐野日大をコールドで破った勢いで3年前の栄冠を取り戻す。

注目選手:筑陽学園 進藤勇也…後ろに逸らさない安心感に11打点の勝負強さ。

     作新学院 石井巧…広角に打ち分ける打撃技術。日本ハムの兄に負けない。

 

第2試合 東海大相模(神奈川)-近江(滋賀)

初戦最大の注目カード。激戦区神奈川を圧倒した東海大相模は7戦で83得点の重量打線が武器。合計100発を超える2年生トリオを中心にどこからでも長打が出る。投手も絶対的エース不在ながら6枚と層が厚い。近江の核は昨年悔しい思いをしたバッテリー。林の魔球チェンジアップは東海大相模打線も苦労するはず。相手とは対照的に好機を逃さない堅実な打撃も売りの一つ。近江ブルーを身に纏い、まずは優勝候補対決を制す。

注目カードその2。

注目選手:東海大相模 鵜沼魁斗…相模の核弾頭。先頭打者本塁打で流れを決める。

     近江 土田陸空…華麗なハンドリング。住谷、有馬の活躍も彼あってこそ。

 

第3試合 中京学院大中京(岐阜)-北照南北海道

決勝以外すべてコールドと岐阜大会を圧倒的な成績で勝ち上がった。攻撃力のレベルも高いが不後ら投手陣は決勝以外無失点の投手陣も素晴らしい。U-18候補の捕手藤田のリードも光る。上位候補になる可能性があるチーム。北照は悲願の夏の甲子園初勝利を手に入れるべく帰ってきた。チーム打率.360と高いレベルの打撃で相手投手に襲い掛かる。安打をチャンスの場面でもっと打てれば怖さ倍増。勝機は十分にある。

注目選手:中京学院大学 藤田健斗…強肩強打のU-18候補。キャプテンシーも目立つ。

     北照 桃枝丈…エースで4番。チームの勝利は彼が引き寄せる。

 

第4試合 明石商業(兵庫)-花咲徳栄(埼玉)

 こちらも優勝候補同士が激突。選抜ベスト4と堂々の実績を残している明石商業。来田、中森と2年生が話題に挙がることが多いがチームを支える3年生があってこその活躍。投手陣は宮口が帰ってきたことでさらに厚みを増した。本気で優勝を狙う。一方花咲徳栄は伝統の強打が今年も炸裂。強打者を揃えるチームらしく全員が主軸。課題の投手も中津原の台頭で解決。注目カードその3。

注目選手:明石商業 重宮涼…ここぞの場面に強いキャプテン。チームの精神的支柱。

     花咲徳栄 韮澤雄也…歴代の遊撃手と比べても遜色ない。万能型ショート。

 

7日目

第1試合 宇和島東(愛媛)-宇部鴻城(山口)

宇和島東は牛鬼打線に火がつくと止められない。長打を絡めた連打でビッグイニングを演出。エース舩田はコントロールがよく守備にも好影響を与える。宇部鴻城は攻守にまとまっている。満遍なく長打が出る打線の援護を受け池村が相手打線を抑え込む。山口大会8エラーの守備を向上させ、ベスト4全てがノーシードと荒れた大会を制した実力を示したい。

注目選手:宇和島東 東海林佑亮…トップタイの7打点。中軸の後のポイントゲッター

      宇部鴻城 池村健太郎…直球からは確かな資質。強肩外野手としての姿も。

 

第2試合 海星(長崎)-聖光学院(福島)

 長崎県代表海星は逆転に継ぐ逆転で甲子園へやってきた。ポイントで持っている以上の集中力を発揮し、得点を奪う打線は甲子園でも力を出し切れるか。守備も大会終盤では安定してきた。戦後最長となる13年連続出場の大記録を達成した聖光学院は例年に比べ個の力はない。しかし堅実な野球を心がけ基本に忠実にプレーすることで今年も帰ってきた。普段通りのプレーで最高成績を。

注目選手:海星 太田勇新…九州でも指折りのスラッガー。調子を取り戻したい。

     聖光学院 小室智希…昨年からレギュラー。チームを引っ張る1番打者。

 

第3試合 智辯学園(奈良)-八戸学院光星(青森)

坂下、塚本、田中ら強打の打者が揃う智辯学園。奈良大会12本塁打の猛打で相手をノックアウトできるか。4番に座る前川右京ら3人の実力派1年生にも注目だ。誉に圧勝で2回戦に進んできた八戸学院光星相手の難しいゲームを制するのは果たして。

注目選手:智辯学園 坂下翔馬…和声アルトューベ。体格からは想像できない打球。

 

以上が全出場校の紹介&初戦の展望となります!!

8月に甲子園で野球ができる高校生はこの49校の中の18名だけ…。

ベンチ入りできなかった部員たち、応援団、吹奏楽部、保護者、学校関係者、OB・OG、地域の方々、地方大会で敗れた選手たち、その他多くの方々の想いを背負い、全チームが心残りなく全力でプレーできることを願っています!